• ホロビノセカイ。

    -reverse The World-

    少年少女は青春をひた走る。

    最悪のバッドエンドに向かって――。

  • Story

    世界は、どうやら滅びつつあるらしい。
    瘴気が世界を包み、魔力は枯渇し、


    各地に≪呪い≫と呼ばれる奇病が蔓延している。

    魔物もその勢力を増やし、人里への被害が増加した。


    しかし何にも心配は要らない。六ヶ月に渡って続く、「浄化の雨」が全てを癒す。
    それから、定められた日時に生贄の聖女を捧げるだけでハッピーエンドは約束されたも同然だ。

     

    ――そんな時世の下、偶然に導かれて6人の少年少女は集った。
    彼らは学院の授業でチームメイトになることとなり、時に衝突しながらもその結束を深めていく。


    友情が生まれ、仄かな恋心が芽生え、互いに掛け替えのない存在となっていく。

    けれども、非情な現実は彼らの純粋な想いを容赦なく打ち砕く。

     

    穏やかな日常を築いていた盤面は、いとも容易くひっくり返る。

    優しい世界は裏返り、絶望が姿を露わにした。


    一途な想いが壊れていく。狂っていく。善と悪の境界線が、溶けてしまう。

    それは、大人のかたちをした豚が、息を吐くように悪意と欲望を叩きつけ続けた結果だった。

     

    それでも、光は潰えなかった。
    嬲られ犯され凌辱され蹂躙され、それでもなお狂気的に澄み切った光がある。

    その光こそが世界を照らす。


    そして、その光こそが絶望の形をより鮮明なものとするのだろう。

     

    定められた結末。回避できない死。二度と元には戻らない、壊れた心。
    彼らは多くのものを失いながら、バッドエンドに向かってひた走る。

     

    本作について

    本作「ホロビノセカイ。-Reverse The World-」は

    「ホロビノセカイ。4 Seasons +」に繋がるお話となります。

     

    形態は小説作品となります。

    また、本作の略称は「リバワ」です。

    続編

    「ホロビノセカイ。-Rebirth The World-」に興味を持って頂いた方は、「4 Seasons +」もどうぞお楽しみください。

    ※ゲーム版はR18・シェア作品。小説版もリバワの掲載サイトに同時掲載されております※

     

    また、「4 Seasons +」から更に「No Rain, No Rainbow」へと続きます。

  • Character

    リセエンヌ=ダーヴィト

    主人公。愛称は「リセ」。

    自殺未遂をし、実家に勘当された少女。

    どこか貴族的な傲慢さを感じさせる物言いであるが、根は素直で優しい。

    単純に言うとツンデレ。
    皮肉屋で毒舌家だが、

    実はとても寂しがり屋。
    他人との関わりを嫌い、

    死ねなかった自分を嫌悪しながら

    生きていたところにトワと出会う。

    学院のチーム授業でチーム

    ≪TWILIGHT≫のリーダーに

    任命されてしまい、不本意ながらも

    まとめ上げようと奮闘する日々を

    送ることとなる。

    クリア=アサルト

    もう一人の主人公。

    トワを神へと捧げる、つまり殺す「英雄」。

    寡黙で、人との関わりを

    あまり好まないようだが心根は優しく、

    女性には紳士的。
    一人称は「自分」で、

    リセエンヌたちに対してはほぼ敬語。
    戦闘面においては

    流石英雄というべき性能を発揮し、

    精神面においてはどれだけ酷な目に遭っても「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で

    受け流す鋼鉄のメンタルを持つ。

    一見クールに見えるのだが、割と天然ボケでひたすらにバカ真面目である。
     

    トワ

    ヒロイン。

    世界のために死ぬことを定められた

    「贄の聖女」。

    人懐っこく愛らしく、

    しかしどこか達観している少女。
    死ぬ定めにあるが、

    その時まで人生を楽しみたいと

    エルーデュ学院に転入してきた。

    リセのことを一方的に気に入り、

    ストレートに好意を表すためリセは困惑し、拒絶するものの彼女は一向にめげない。

    クリア曰く「狂人」。
    天使のようでも悪魔のようでもあり、

    実際にはどちらにもなれない少女。
     

    レニ=クラサーヴェツ

    アイスブルーの瞳が印象的な美少年。

    教団の人間であり、

    トワとクリアの世話役(お目付け役)

    でもある。
    そのため、彼らに合わせて

    エルーデュ学院に転校してきた。

    美しいものはとにかく尊重する主義だが、

    その筆頭は自分である。
    ウザい系のナルシストであり、

    リセやクリアからはことごとく

    スルーされたりハブられたりと

    扱いもそれ相応である。

    整った顔立ちに青灰色の髪と

    見た目はものすごくクール系なのだが、

    口を開いた途端残念な子になってしまう。
     

    イオ=L=フォッグ

    一年留年しているため、

    皆のお姉さん的ポジションの少女。

    活発な印象を受ける性格だが本業は小説家。
    ペンネームは「テオ=フォッグ」であり、

    世襲制で小説家をやらねばならないという

    奇妙な家系に育っている。

    ちなみに、彼女は四代目の

    「テオ=フォッグ」である。

    自身の内面を「平凡」と自覚しており、

    刺激を受けるために
    ちなみに、留年した理由は本業に

    力を入れすぎた為である。

    基本的にはツッコミ役であるが、

    ベルタリウスに一目惚れしてしまってからは頭のネジが幾つか抜けることとなる。
     

    セザハ

    リセエンヌ専属の執事であり、狗族。

    大陸共通語は非常に拙く、

    終助詞が先頭に来たり、

    倒置法が多かったりする。

    例:「なさい、ごめん」)

    当人は極めて穏やかでおっとりした性格。
    不器用そうに見えて実は何でもできるため、執事スキルも一級品。

    言語関連が非常にポンコツであることと、

    とても人畜無害な性格であるため

    リセが最初から警戒しなかった稀有な人物。
    リセの世話をすることが

    自身の生きがいであると語り、自分の役割が取られそうになると割とムキになる。

    基本的に温厚そのものであるが、

    リセに危険が及べばその限りではなく、

    頑固に怒りを示す。
     

    ライ=グレイリー

    クリアとは古くからの知り合いであり、

    リセのクラスの担任。担当教科は数学。
    明るく前向きで誠実な性格。

    ……なのだが、、テスト問題作成時にだけ

    ドSになるともっぱらの評判。
    たとえ小テストであろうと容赦はしないため、生徒からは「鬼! 悪魔! 魔王!」「ライ先生だけには担当してほしくなかった」と恐れられている。

    恋人からも「お前絶対にS」と

    評されているが、

    本人は飽くまで否定している。

    割と世渡り上手で、

    時に豪胆な決断をすることも。
    少なくとも、ベルタリウスのことを

    煽れる程度には度胸が据わっている。

    その一方で、大人になってしまった後悔と、過去の子どもだった頃の自分に戻りたいと

    いう気持ちに度々苛まれている。
     

     

    アルフィーネ=グレイリー

    年齢不詳。

    ライとマシロの後見人であり、養親。

    学園敷地内の教会で

    シスターをやっているが、

    飽くまで仮のものであり当人は無神論者。
    リセとの初対面での言葉は

    「神、まだ信じてるんですか?」

    というシスターにあるまじき暴言だったが、エセシスターなので問題はない。

    主に生徒の懺悔を聞いたり

    カウンセリングを行うための役職、

    であるが割と歯に衣着せない物言いも多い。

    「地縛の呪い」で教会からは

    外に出られない。

    その為、教会で寝泊まりしている。

     

    ベルタリウス=アサルト

    年齢不詳。

    クリアの父であり、剣術の師範。

    ハーベルリークの地下都市を統べる

    ≪地下の王さま≫の右腕でもある。
    地下復興支援クラン≪REBUILD≫の

    隊長も任されているため、≪王さま≫からの信頼は厚いようだ。

    物騒でエキセントリックな

    物言いをするものの、仕事の内容は

    薬物中毒者を更生施設に叩き込んだり、

    元娼婦の就労相談に乗ったり、

    暴動の鎮圧をしたりと

    地下の環境改善に取り組んでいるため

    やっていることは非常に真っ当。

    社会に対してツンデレをする、

    ある意味スケールの大きな男。
    元々身内に甘く、身内中の身内である息子に対してはもう激烈に甘いのだが父親の威厳を保とうとして息子にもツンデレしている。

    どうしようもない。

    ライとは旧くからの仲らしいが、

    前作とは違う意味で苦手なようである。

     

    マシロ=グレイリー

    ライの恋人。

    外見は十代の少女のように若々しい。
    「石化の呪い」によって

    足の石化が少しずつ進み、

    ずっと病院で看護されている。

    嫉妬心が強く、ライが他の女に

    手を出すのではないかと常に疑っている。
    が、しかしライの方に強く出られると途端にヘタレるのでヤンデレという訳でもない。

    厭世的に物事を見ているものの、

    「人一人の命を使ってまで生き延びる」

    ということには罪悪感を抱いている。
     

     

    サシェ

    小動物のように可愛らしい美少女。
    とある事件後に加入してくる、

    英雄たちの世話係。
    レニに懐き、憧れ、教団内では

    彼に庇護されている。